学習塾

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学習塾の特徴

学習塾と一口でいっても、大きく進学塾、補習塾、救済塾、総合塾の4タイプに分けられます。

進学塾・・・成績上位者対象。入塾テストがあり、成績上位のみ入塾が可能。独自のカリキュラムで先取り・予習型の授業を行います。
補習塾・・・成績中間者対象。学校の教科書や教科書準拠問題集を使って、復習型で学校の授業の補習がメインとなるところが多い。
救済塾・・・成績下位者対象。平均点を取れることを目標に弱点克服に力を入れているところが多い。
総合塾・・・進学塾の要素と補習塾の要素を兼ね備えた塾。通っている生徒の学力に合わせた指導をしている。

まず、このことを念頭に、子どもの学力と対象の塾がどのタイプかを見て見当することが必要です。ここがずれていると、塾の授業にもついていけななって子どもがより勉強キライになってしまうなど、本末転倒な事態になりかねません。
人数の大小はありますが、集団に対しての指導を行います。その人数が少なくなればなるほど、授業料が高額になっていくのが通常です。
(最近は総合塾系で「個別指導塾」というスタイルがはやってきています。そちらについては、「個別指導塾の特徴と問題点」を参照ください。)

学習塾選びのポイント

貢献主義の塾を選ぶこと

学習塾はとくにその経営者が生徒の学力向上を目指す(貢献主義)のか、自社の経済的な利益を優先する(儲け主義)のかで、塾の指導スタイルが決まっているといってもいいほどです。もちろん、子どもために選ぶのは、学力向上を目指す貢献主義の塾です。

無料補習の有無や頻度でチェック

塾にとって経済的・体力的にもっとも負担であるのが「無料補習」です。
儲け主義であればあるほどこの「無料補習」には消極的で、ほとんどが補習は有料でしか引き受けないとしています。その理由としてよくあげられるうたい文句が「独自カリキュラムによる授業がしっかりしているため、補習なしでも成績が上がる」といったものですが、やはり子どもひとりひとり理解度が異なるわけですから、さらに補習授業は非常に大切になるわけです。
学力向上が最優先なので、試験前や入試前には積極的に無料補習を積極的に実施しています。
なお、「授業を休んだらその分をしっかり無料で補習します」と表現をする塾があれば要注意。授業を休んだ代わりに行われるのは「振り替え授業」であって、その授業にさらに増やされるのが「補習」なのです。

子どもの学力にあった塾を選ぶこと

これは当然の選択ですが、通知表の成績が下位のお子さんがが進学塾に通っても、授業が理解できないまますぎていき、成績があがるどころか時間とお金が無駄になってしまうということになりかねません。

子どもがついていっていないときの塾の態度でチェック

良心的な貢献主義の塾であれば、「塾の授業のレベルについていけないので、補習的(救済的)な他の塾に行かれたほうがいいですよ」とアドバイスをくれますが、儲け主義の塾だと「がんばれば成績が上がり始めることでしょう」などと言ってズルズル引き止められますので要注意です。

子どもの性格にあった塾を選ぶこと

子どもの学力でだけではなく、性格によっても相性があります。

お子さんに塾は本当にむいているのか?

・自分で積極的に勉強を進められて、外向的で競争になると燃えるタイプの子どもは、大人数の一斉指導塾がむいています。
・自分で積極的に勉強を進められず、内向的で競争になると萎縮してしまうタイプのお子さんは個別指導か、自宅学習のほうがよいかもしれません。

学習塾の問題点

塾講師の能力の問題

学習塾での問題点で、大きいのが講師の質です。キャリアによって大きく3種類に分けられます。

大学生バイト講師

大学生のバイト講師は、指導経験が少ないため、どうしても社会人講師に比べて指導ノウハウが未熟です。また指導力にも弱く授業自体に落ち着きが見られないことが多いです。講師として訓練されていませんから、個人の天性的な能力によるところ多く、講師としてあたりはずれが一番大きいのが大学生バイト講師といえます。たとえ、学力レベルの高い学生であっても、人に教えるのは別の能力です。コミュニケーション能力とサービス精神がないと独りよがりな授業となり、子どもが理解できません。

ベテラン社会人講師

指導力に関しては、それぞれにノウハウと経験を蓄積している。学校と違って、能力の低い講師は塾においてはベテランになるまでは生き残れないので、優秀でないベテラン講師は存在しないと思っていいほどです。ただ、あまり自分の指導法に自信を持ちすぎると状況変化(入試制度の変更、出題傾向の変化等)に対応できない方もいるので、そうした部分は注意が必要です。

若手社会人講師

ほとんどの場合、塾にて指導ノウハウの訓練を受けています。講師暦5年以上になると大学生バイト講師のような若さや親しみやすさと、ベテラン社会人講師のような指導ノウハウを兼ね備えている講師が多いです。

塾としては、ベテランの先生と体力と気力も充実した若手の社会人講師の両方を揃えているのが理想だといえます。けれども塾の講師(特に優秀な講師)は常に人材不足であり、そのため大学生のバイト講師のいない塾はほとんどないといいでしょう。極端な場合は、1教室に専任(社員)の講師は1名だけ、その他は全員大学生バイト講師という塾もあります。授業料が高い安いに関わらず、フランチャイズチェーンの学習塾はとくにこの傾向が高いようです。

危ない塾講師の問題

塾講師については管理人としては、個人的に知り合いのお子様だったということで忘れられない事件があります。京都府宇治市の学習塾の教室内で、アルバイトの塾講師が女児を刺殺した事件です。

2005年(平成17年)12月10日午前9時ころ、京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」(事件後、閉鎖)の106教室で、当時アルバイト講師で同志社大学4年(現・退学処分)だった萩野裕(はぎのゆう/当時23歳)が出入り口を施錠した上で、椅子に座った市立神明小学校6年生の堀本紗也乃(さやの)ちゃん(12歳)に背後から近づき、出刃包丁で紗也乃ちゃんの首、頭、顔などを十数回にわたり切りつけた。紗也乃ちゃんは教室の奥に逃げたが、萩野は紗也乃ちゃんを突き飛ばして首を突き刺し、紗也乃ちゃんは失血死した。
萩野はその直後に自ら110番し、京都府警に現行犯逮捕されたが、遺体の周りは血の海。床には指2本と凶器に使われた包丁が落ちていた。血しぶきを吹きかけたように真っ赤に染まった壁。首の左右にほぼ同じ幅の傷があり、左から突き刺さった包丁が頚動脈を切ってそのまま貫通したと見られている。

この事件では、大手塾の儲け主義に走る実態が大きく社会問題となりましたが、ここまで極端でないにしても専門のコーチング能力のない者に指導させるということの問題を軽く考えていけないと思います。

 

子どもの健康管理および安全の問題

授業枠が決まっているため、22時までや23時といった、子どものとっては就寝すべき時間まで夜の街を往復することもあります。
食事が簡易になってしまいがちで、またお子さんの安全面からも非常に問題です。
距離によっては親が送迎することもあり、そうした時間・経済的な負担はかなりのもです。

実際の保護者からでた問題点

・授業時間によっては深夜になってしまい、生活のリズムが定まりにくい
・また食事をゆっくり自宅でとることができず、コンビニや売店で済ますことが多くなる
・塾の立地場所によっては繁華街やゲームセンターなどの誘惑が多く、寄り道や場合によっては塾に行くといって遊ぶケースがある
・塾での友達との交友がメインとなって授業に集中できないでいる
・送迎に時間をとられてかなり負担
・事情があって送迎できないが、塾の往復の間の安全が心配
・塾が雑居ビルの中にあって人の出入りが多く、トラブルに巻き込まれないか心配